電子楽譜のメリット・デメリット

大人から始めるサックス

こんにちは!なつけんです。

大人になってから、サックスを始めて8年が経ちました。今ではすっかり音楽ライフを満喫しています。

実は、私は、利便性を考えて、6年ぐらい前から楽譜を全て電子化して、ipadで楽譜を読んでいます。

というわけで、今回は、電子楽譜のメリット・デメリットについて解説します。

この記事を読んでほしい人
  • 電子楽譜に興味がある人
  • 紙の楽譜に嫌気がさしている人
  • 電子楽譜のデメリットも知っておきたい人

また、実際にどうやって電子楽譜を活用しているか、どんなアイテムを使っているかについては別記事で紹介していますので、よければそちらも参考にしてくださると嬉しいです。

電子楽譜はお勧めできるか

結論から言うと、電子楽譜はお勧めです。なぜ使う人がもっと増えないのか分からないぐらいです。とは言え、確かにでメリットも存在します。

最初に結論として、メリット、デメリットはそれぞれ下記です。

電子楽譜のメリット
  • 常に全ての楽譜を持ち歩ける
  • 楽譜の整理が簡単にできる
  • 手を使わず譜めくりできる
  • 楽譜への書き込みが可能
  • 少しだけ拡大して表示できる
  • 暗くても視認できる
電子楽譜のデメリット
  • タブレット、ペン、譜めくりペダルが高い
  • 電池残量、急な故障が気になる
  • 譜めくりのミス
  • 安定感のあるスタンドが必要
なつ
なつ

それぞれ、順に解説していきます!

電子楽譜のメリット

まず、電子楽譜のメリットについて解説していきますね。

常に全ての楽譜を持ち歩ける

一番のメリットは、全ての楽譜を嵩張らず持ち歩くことができる、です。

楽譜の数が増えれば増えるほど、何を持ち歩くか、という選択に迫られます。紙って地味に重いですよね。

けれども、電子楽譜であれば、常に全ての曲の練習をできる状態で移動できるわけです。

これは、吹奏楽団などの団体に所属して、演奏会前にたくさんの曲を練習する必要がある時にもメリットを感じます。

楽譜の整理が簡単にできる

2つ目は、デジタルの良さを最大限発揮して、整理が簡単なことです。

楽譜にきちんとわかりやすく名前をつけさえすれば、あいうえお順やアルファベット順で勝手に並べてくれますし、いざとなれば、検索すれば出てきます

紙の楽譜だと、一度行方不明になると、本棚をひっくり返す・・・なんてこともあり得ますが、そういった無駄な時間とはオサラバできます。

なつ
なつ

今使っている楽譜をグループ化することもできるので、

私は日々のトレーニング集を作ったり、

次の演奏会で使う曲をまとめたグループを作成しています。

手を使わず譜めくりできる

こちらは追加で譜めくり用のペダルを購入する必要がありますが、このペダルあってこその電子楽譜、という人もいます。価格は様々で3000円〜1万5千円と言ったところです。

紙の楽譜だと、譜めくりが発生する箇所で、次のページの最初の何小節かだけを前のページに貼り付けるなど、工夫が必要になりますし、手でめくるタイミングを考える必要があります。

一方、電子楽譜+ペダルだと、手を使う必要はなく、足で譜めくりが可能です。ほぼほぼ両手が塞がっている楽器演奏者にとって、上手く使いこなせば大きなメリットです。

ただ、裏を返せば足の譜めくりはデメリットもあります。そちらはデメリットのパートで解説します。

楽譜への書き込みが可能

こちらもタブレットに追加で、タッチペンの購入が必要ですが、安い物だと3000円ぐらいから購入することができます。

物により様々ですが、タブレット表面の保護シートを少しざらついた感触のものにすると、紙に近い感覚でペンを走らせることができます

また、タブレットによりますが、色付きで書き込むことが出来るので、簡単に強調して、楽譜にポイントや、注意点を記入できるのも魅力です。

拡大表示できる

楽譜を読んでいて、音符が見にくい、と思った経験はないですか?

楽譜の音符が微妙に小さく、”ソ”なのか”ラ”なのかよく見ないと分からないという経験はないですか?

そんな時にも電子楽譜だと、楽譜を拡大表示することが可能です。

もちろん、演奏中に拡大・縮小するわけにもいかないので、固定ことになり、全体が見える範囲での拡大なので、少し拡大できる程度ですが、それでも、視認性が改善されることは良くあります。

暗いところでも視認性が良い

メリット6つ目は、暗いところでも視認性が良いことです。

紙の楽譜ではなかなかできないことですが、タブレットは画面自体が光るので、暗いところでも問題なく楽譜を読むことができます。これは、練習の時よりもむしろ、発表会や、演奏会といった本番でのメリットです。

本番では、奏者には光があたりますが、譜面台に確実に光が当たるわけではないので、楽譜自体が光っているので、特にライトの向きに気を使うことなく、演奏できます。

電子楽譜のデメリット

メリットがあれば、もちろん、デメリットもあります。というわけで、ここからは、デメリットについて解説します。

タブレット、ペン、譜めくりペダルが高い

電子楽譜のメリットをフルに享受しようと思うと、タブレットの他に、タッチペンと譜めくりペダルは必須になります。

タブレット本体もそれなりの値段がする上に、一式揃えるとなるとそれなりの価格になってしまうため、財布に与えるダメージは大きいです。

コストパフォーマンスに関しては個人の考え方それぞれですが、メリットの部分で述べた利点は、音楽生活を大きく変えるので、価格以上の価値があると私は思います。

なつ
なつ

タブレットも、型落ちのものや、中古のものを入手するなど、

多少安く済ませることが可能です。

電池残量・急な故障が気になる

実際に使用している上で、気になるのが、電池残量、急な故障です。特に本番の時ですね。

これは紙の楽譜に軍配が上がります。紙の楽譜が急に見れなくなることは無いですからね。

実際、電子楽譜にしたばかりの頃は、本番の時には、念の為、紙の楽譜も用意していました。

しかし、電子楽譜を使い始めて、6年経つ今まで一度も、本番での電池不足や故障等のトラブルにあったことは無いです。

なつ
なつ

念の為、本番の日はモバイルバッテリーを用意する、

本番前には動作チェックを欠かしていません。

譜めくりのミス

正直なところ、譜めくりのミスはあります。

と言っても、タブレットと譜めくりペダルの接続が本番で切れていたことは無いです。

誤作動の主な原因は、緊張によるペダルの踏みミスです。踏み損ねてページが切り替わらない、ページが2ページ進んでしまうといった現象に何度も出会っています。

ただ、事態に備えて、ページの切り替わりの箇所をよく練習しているので、本番の時にページ移動ミスがあっても、ほとんど動揺せずに、ページ移動して事なきを得ています

安定感のあるスタンドが必要

タブレットは製品によっては、それなりに重さがあるので、安い譜面台に立てかけると、譜面台ごと倒れてしまう可能性があります。

なので、しっかりした譜面台がないと予想される会場に行く場合には、自分で譜面台を持ていきます

けん
けん

譜面台への設置に関しては、

電子楽譜は風で飛ばないというメリットもあります

まとめ

今回は、電子楽譜のメリット、デメリットについて解説しました。
総合的に見て、デメリットはあるものの、デメリットを乗り越えるだけの大きなメリットがあると思うので、個人的にはとってもお勧めです。

メリット、デメリットをまとめると以下です。

電子楽譜のメリット
  • 常に全ての楽譜を持ち歩いても嵩張らない
  • 楽譜の整理が簡単にでき、ほしい楽譜をすぐ出せる
  • 手を使わず譜めくりできる
  • 楽譜への書き込みが可能、色付き書き込みで強調も可能
  • 少しだけ拡大して表示できるので音符が見やすい
  • 暗くても視認できるので、本番で困らない。
電子楽譜のデメリット
  • タブレット、ペン、譜めくりペダルが高い
  • 電池残量、急な故障が気になる
  • 譜めくりのミスが発生する
  • 譜面台に安定感がないと、倒れてしまう。

参考になれば嬉しいです。

以上、なつけんでした。

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