こんにちは!なつけんです。
大人になってから、サックスを始めて8年が経ち、今では音楽ライフを満喫しています。
大人になってからサックスを始めた方、これから始めたいなぁと思っている方向けに、サックスのカスタマイズについてお話しします。
サックスのカスタマイズってどういうこと?
サックスは色んなパーツで出来ていて、
各パーツを自分好みにカスタマイズできるよ!
サックスの一つの特徴として、各パーツを交換することが出来ます。
パーツを交換することで、音量や音色を変えることができるので、世界に一つの自分だけのサックスへとカスタマイズできます。
というわけで、今回はサックスにどんなカスタマイズが可能なのかについて解説します。
サックスのカスタマイズ
上の写真はサックスのカスタマイズ可能な主な場所を示しています。(究極的には全部カスタマイズできます)
サックスのカスタマイズの特徴としては、”口元に近いほど、小さな変更でも大きく変化する”ということです。つまり、口元に近いリード、マウスピース、リガチャーを別のものに変えるだけで、ガラッと変化します。
では、上の写真のカスタマイズ箇所の中でも取り組みやすい箇所について、どういった変更が可能か解説します。
カスタマイズその1 リード
サックスはリードの振動がサックス本体に伝わって、音が鳴る楽器なので、当然、リードを変えると音の影響は大きくなります。
リードは基本的にはケーン(葦)という材質でできていて、その硬さや、カットの仕方(リードの形状)で音の柔らかさや、音色が変わります。
ケーンのリードの難点は品質のばらつきがあることと、演奏中に水分を含みすぎて劣化する場合があることです。
そういった問題点を解決するために、樹脂製のリードがあります。樹脂製は、品質のばらつき、演奏中の劣化がかなり少ないのがメリットですね。
個人的な感覚としては、品質の安定性は樹脂リードに軍配が上がるが、一番いい音が出るのはケーンのリードだと思います。(いい音の定義は人それぞれですが・・・)
樹脂製のリードは半永久的に使えると言いますが、
しばらく使ってるとヘタってくる印象があります。
1枚あたりの価格はケーンだと数百円、樹脂リードだと数千円といたところです。
カスタマイズその2 マウスピース
何か音を変えたい、となった時に一番にカスタマイズ候補に上がるのがマウスピースです。
マウスピースは息の通り道の入り口で、その形状や、材質で音色、音量が変わってきます。楽器を買った時にほぼほぼ付属していますが、別売りのマウスピースと比べるとその差は歴然だと思います。
大きくは材質で分けられ、ハードラバーと呼ばれる天然ゴムに硫黄を混ぜて固めたもので、柔らかく艶のある音が出せます。クラシックや、吹奏楽の人が使うことが多いです。
もう一つはメタルと呼ばれる、金属製のマウスピースで、力強く大きな音が出せます。そのため、アンプを使って演奏することの多い、ロックや、フュージョン系で使われることが多いです。
メタルマウスピースだと、ギターやドラムの音に負けないんだね。
価格帯は数万円〜高いものだと10万円ぐらいのものもあります。
初心者向けマウスピースに関しては別の記事でも紹介しているので、よろしければこちらも読んでみてくださいね。
カスタマイズその3 リガチャー
次に変える選択肢としてはリガチャーです。
リガチャーの種類は多岐に渡り、写真のような金属のものの他に革製のものや、一見紐で縛っている?ようなものもあります。
リードの振動をマウスピースへと伝えるために存在するため、その締め付け方や、リガチャーの材質で音色が変わってきます。
価格は数千円〜高いものだと3万円ぐらいに上ります。
カスタマイズその4 ネジ(ネックスクリュー)
サックスの本体とネックは基本的には分離していて、演奏時にはネックスクリューと呼ばれるネジで締め付けます。
他のカスタマイズでもそうですが、接続部の材料、形状を変えることで、音色が変わってきます。
小さなネジで変わるのも不思議な感じですが、ネジの材質、形状、重さなどが、音の響き、音色に影響を与えると言われ、価格は数万円程度です。
マウスピースや、リガチャーと比べると、ネジのカスタムはやや自己満足の領域と捉えられることも多いですが、個人的には、ある程度経済力がある大人がやるカスタマイズとしてはありかな、と思います。
有名なところでは下記のようなヤナギサワから出ているやニーブースターが挙げられます。ちょっとした変化ですが、結構な音、吹奏感の変化を感じることができるので、一度試してみることをお勧めします。
まとめ
今回、初心者向けのサックスのカスタマイズについて解説しました。まず、取り組むべき簡単なカスタマイズをまとめます。
今回のカスタマイズのいいところは、元に戻せる、ということに共通点があります。カスタマイズによる演奏に与えるメリットについては別の記事で解説します。
以上、参考になれば嬉しいです。
なつけんでした。
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