大人初心者必見!上達するサックスの選び方!

大人から始めるサックス

こんにちは!なつけんです。

大人になってから、サックスを始めて8年が経ちました。今ではサックスアンサンブルを自ら結成したり、勇気を出して吹奏楽団に入団したりと、音楽ライフを満喫しています。

今回は、これまでの経験をもとに、大人になってからサックスを始めた方、これから始めたいなぁと思っている方にどんなサックスがおすすめか、サックスを選ぶ基準を解説します。よかったら参考にしてくださいね。

最初に選び方の結論から言ってしまいましょう!

サックスの選び方
  • 使用者人口の多いアルトサックステナーサックスから選ぶと、いざという時情報が多い
  • 好きな見た目(材料、塗装)で選ぶ。
  • お店で新品を選ぶ方が安心。
  • 勇気を出して入門モデルでなく、中級以上のモデルを選んで、音楽にハマろう!

では具体的に内容を見ていきましょう。

サックスの選び方

サックスの選び方と簡単に言っても、選び方は人それぞれ。その時のレベルや好みによりますし、もちろん予算だって重視したいですよね。

ここでは、大人(社会人)になってから新たに趣味を見つけたり、挑戦する時にどんなサックスを選ぶのが良いのか、という視点から選び方を解説します。

その1:サイズ、音域で選ぶ

サックスと一言で言っても、実際には色んなサイズ、種類があり、よくわからないですよね。

現在、主流で使われている4つのサックスは小さい順(音の高い順)からソプラノアルトテナーバリトンの4つです。それぞれの特色はこんな感じです。

ソプラノサックス

ソプラノサックスは高音で柔らかい音が特徴で、形状はサックスにしては珍しく、ストレートです(カーブしてるものもあります)。

初めて見る人には、金のクラリネットですか?と言われることもあります。アンサンブルでは主にメロディーを担当します。とにかくメロディーを吹きたい!という人向け。

アルトサックス

最も一般的に認知されているサックスといえば、アルトサックスです。様々なジャンルに対応することができ、吹きやすいことから初心者にはまずはこれ!と言われます。

テナーサックス

漫画・アニメ「BLUE GIANT」で主人公が演奏しているのがこちらテナーサックスです。アルトに次いで、一般的なサックスで、中低音域なので、豪快な音、深く渋みのあるサウンドを出すのに向いています。

バリトンサックス

4つの中では一番大きなサックス。アンサンブルではベースを担当することが多いです。サイズに比例して大きく、深い音が出ます。

ちなみに、有名な”さかなクン”が演奏しているのはバリトンサックスではなくさらに大きいバスサックスです。

けん
けん

主流の4種類はわかったけど、その中でもどれが初心者向けなの?

特に個人的なかだわりがなければ、大人から始めるのには、アルトサックスまたはテナーサックスがおすすめです。理由を述べていきます。

①楽譜が多い

ズバリ、アルトサックスとテナーサックスは人気な分、ソロ演奏用の楽譜本も多く出版されていたり、実際に自分の演奏してみたい曲を演奏している動画をyoutubeで見つけるのも容易です。

上記は些細なことですが、大人から始める人にとって、演奏したい曲を探しやすいというのは結構重要なことだと思います。

簡単に楽譜を手に入れられたり、お手本がたくさんあるのは、モチベーションが上がりやすい状態と言えます。

②カスタムパーツが多い

サックスを日々使用していると、「マウスピースを変えようかな?リードやリガチャーを変えようかな?」といった、パーツを今と違うものにしてみたい!と言った欲求にほぼ間違いなく遭遇します。

この時に、アルトサックスやテナーサックスだと、パーツの選択肢が多く手に入りやすいです。

サックスのたくさんある魅力のうちの一つに、パーツ交換が可能であることと、交換可能な箇所が多いということが挙げられます。つまり、自分好みのセッティングにカスタマイズできるわけです。

マウスピースや、リガチャーを他のメーカーのものにしたり、同一メーカーの材質違いにしてみたり、ちょっとした変化だけで、サックスの音は渋くなったり、クリアな豊かな音になったりと様々です。

サックスをカスタマイズするメリットに関しては別の記事で解説しているので、よかったら参考にしてください。

以上の理由により、最初はアルトサックス、テナーサックスを選ぶことをおすすめします。

この2つで言えば、どちらでも良いですが、サックスやるならJAZZでしょ!という人は、JAZZで主流であるテナーサックスをおすすめします。

その2:見た目は重要

けん
けん

見た目って、何か違うの?アルトサックスならどれでも一緒だよね?

実は、同一メーカーのアルトサックスでも見た目は様々です。ちょっとした構造の違いもありますが、金属の材質や塗装方法が一番はっきりと違いに出ます

楽器そのものが同じ形状でも、表面をメッキにしたり、塗装方法を変えると見た目はグッと変わりますし、音も別物になります。

最も一般的な表面仕上げはゴールドラッカーと呼ばれるもので、金色の塗装をしています。それに対して、ゴールドメッキや、シルバーメッキ、ピンクゴールドメッキと言ったメッキもあり、それぞれで音の感じや、吹いた時に感じる”抵抗感”が変わってきます。

最初は”抵抗感”を感じ取るのは難しいですが、試奏して聴き比べるなどして、自分の好みの見た目、音を選んぶことが重要です。好みの見た目なら気分の上がりますし、非常に重要です。

その3:新品を選ぼう!

けん
けん

始めるなら安く中古がいいなぁと思うけど、だめ?

フリマサイト等で探せば安くなった中古があります。中には掘り出し物もあるので、全くもって中古がダメ!というわけではないですが、中古品は一見わからないキズ、凹み、歪みがある場合があります

サックスはちょっとした変化で音が変わると言いましたが、それは不具合の面でも同じです。

初心者は伸び代しか無いので、練習すればするほど上達します。

そんな時に不具合のある中古品で練習すると、上達しにくくなります。上達しにくいとどうでしょう?「サックスって難しいなぁ・・・」と思って最悪の場合、折角楽器を買ったのに辞めてしまう可能性もあります。すごく勿体無いですよね。

なつ
なつ

仮に中古品の場合でも、店頭で購入で、メンテナンス、

不具合対応と言ったサポートがあるものを選んでね。

その4:あえて、中級ランクのサックスを選ぼう!

けん
けん

やっぱり初心者だし、エントリーモデルのできるだけ安い

サックスがいいんじゃないの?

なつ
なつ

もちろん、その考えも否定しないけど、

あえて中級ランクを選ぶのをおすすめするよ。

初心者=エントリーモデル!となりがちですが、“大人”の初心者という観点から言えば、中級ランク(販売価格20~30万円台)のサックスを手に取ることをおすすめします。

仮にエントリーモデルにする場合でも、世の中にある”激安サックス”と呼ばれる数万円のサックスは論外です。

では、なぜ中級ランクのサックスをおすすめするのか。理由は次の3つです

高品質な楽器で練習することで練習効率は上がる!

中級ランクのサックスは、高級ランクモデルとなんら遜色ないが出せ、操作性も申し分ないです。場合によっては、それこそ一生モノの楽器、つまり高品質な楽器になりますね。

楽器を初めて間もない頃は、全くのまっさらなので、練習すればするほど上手くなる状態にあると言えます。そんな状態の時に、ある程度質の良い楽器で練習効率を上げて練習する方が賢明といえます。

はじめたての時は、この曲が吹きたいと考えているのに、なかなかそこに到達できないと、折角新しく楽器を始めた熱い気持ちが冷めてしまいますよね。なので、できるだけ“練習効率の良い状態”を作ることが、上達の秘訣であり、これから始まる音楽ライフを楽しくしてくれます。

ちなみに、高級ランクと中級ランクの違いは何かしらプラスαの要素があったり、ジャンルに特化していることを売りにしている場合が多いので、こだわらなければ中級ランクで十分です。

エントリーモデルを買っても買い替える場合が多い

仮に最初にエントリーモデルを買ったとしても、操作性や、音色に不満が出て、そのままずっとそのまま使い続ける人は少ないでしょう。

どうせ買い替えるなら、最初から少しお金を出して、絶対に元を取ってやろう!ぐらいの気持ちで音楽を始める方が、長く続けれて、結局のところ人生が豊かになるんじゃないかなと、個人的に思います。

万一売る場合でも、値崩れしにくい

それでも、やっぱり心配になるのは、途中で辞めてしまったらお金が無駄になってしまうこと、ですよね。

そんな時は泣く泣く、楽器を売りに出すしかないわけですが、エントリーモデルよりも、中級ランクの方が値崩れしにくいと考えられます。(もちろん綺麗に使うのは大前提です)

最近は、楽器屋さんに売りに行く以外にも、フリマサイトに出品して、自分で売ることができますので、上手く高値で売れるかは売り込み方次第ですが、商品紹介が「エントリーモデルです」よりも「一生モノです!」の方が良い値がつくのではと思います。

中級ランクモデルの例

中級ランクモデル・・・って例えば何か?となる人のためにサックス3大メーカー(セルマー、ヤマハ、ヤナギサワ)のアルトサックス中級モデルを紹介します。

YAMAHA YAS-62
言わずと知れた国内楽器製造最大手のヤマハの中級モデルです。製造方法が異なりますが、使い勝手としては、ほぼほぼ上級モデルと同等です。個体差が少なく、どれを吹いてもほぼ同じとよく言われています。どうしても店頭で試奏して買えない人は、少しある個体差を承知の上で、ヤマハを選ぶことをオススメします。

②ヤナギサワA-WO1
ヤマハと対をなす、もう一つの国内メーカーはヤナギサワです。YouTube等で職人が丁寧にお仕事をされている様子も紹介されているので、品質には信頼感があります。ヤマハでも、セルマーでもなく、ヤナギサワを持っている人は玄人ですね、みたいな印象があります。

③セルマーAxos
サックスといえばフランス発祥の楽器で、最大手のメーカーといえばセルマーですね。やっぱりセルマーの楽器を持ちたいという人もいるかと思います。プロモデルは流石に高すぎるという人にはAxosがオススメです。ただ、2024年現時点で円安の影響もあり、50万円に近い値段になっており、流石に高すぎる・・・と思います。

まとめ

ここまでで、大人の初心者がサックスを選ぶ際のポイントについて述べてきました。ポイントをまとめます。

結論
  • 使用者人口の多いアルトサックステナーサックスから選ぶと、いざという時情報が多い
  • 好きな見た目(材料、塗装)で選ぶ。
  • お店で新品を選ぶ方が安心。
  • 勇気を出して入門モデルでなく、中級以上のモデルを選んで、音楽にハマろう!

ご自身の音楽ライフを充実させてくれる楽器(パートナー)を選ぶ参考になれば嬉しいです。

以上、なつけんでした!

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