こんにちは!なつけんです。
大人になってからサックスを始めて、8年が経ちました。今では普通に仕事もしつつ、毎日サックス練習し、音楽教室に通い、吹奏楽団に所属し、すっかり音楽ライフを満喫しています。
大人、子供に関わらず、音楽をする人にとって、大きな問題となるのは練習場所だと思います。
練習したくてもあまり練習場所がない・・・
そんな人に向けて、過去にサックスのお勧め練習場所について解説しました。今回はその中でも、お勧めする、自宅の部屋を防音室にリフォームする場合のメリット、デメリットについて解説します。
最初に内容を以下にまとめます。
では、内容について細かく見ていきます。
自宅に防音室を施工するメリット
では、実際に防音室を使用して感じたメリットについて順に述べていきます。
好きな時間に練習できる
自宅に防音室があることの一番のメリットはやはり、“好きな時間に練習できる”ことです。
ちょっとした隙間時間に練習することができますし、練習するために外に出かけることもないので、移動時間の節約になります。
私の使い方としては、毎日、子供が寝静まった後、自分が寝る前に基礎練から、取り組んでいる曲の練習をしています。
私は、寝る前に、楽器練習をすることは超効率的考えています。
暗記ものは寝る前にした方が記憶の定着が良いと、聞いたことがある人もいるかと思います。楽器練習においても同様で、寝る前に練習することで、指の動きを効率的に脳に覚え込ませることが可能だと考えられます
実際、寝る前にサックスの練習をすることで、翌日にはできなかった指回しがすんなりできるようになる経験が何度もあります。
こういった点で、練習時間があまり取れない大人にとって、自宅防音室は上達への近道と言え、費用以上のものをもたらしてくれます。
毎回の練習にお金がかからない
自宅防音室のメリット2つ目は、毎回の練習にお金がかからない、です。
もちろん、初期費用はかかりますが、それ以降のランニングコストはほぼ0円です。
仮に、毎日1時間、何かの施設を利用したとして、移動費込みで1回1000円かかるとすると、年間で約36万円かかります。
ですので、およそ6年分の練習代=我が家の防音室の初期費用代約200万円と計算できます。
厳密には自宅防音室も部屋の電気代、エアコン代はかかるので、こんな風に単純計算では無いと思いますが、メリット一つ目で述べたように移動時間の節約にもなるのは金額以上の価値があると思います。
結果的に、自宅防音室は使えば使うほどお得、と言うことができます。
自分の好きな空間にできる
メリット3つ目は”自分の好きな空間にできる”です。
防音機能、という部屋としての役割が明確なため、どういった部屋にするかを明確に決めることができます。
楽器を趣味とする人にとっては、もちろん、練習室として使用できます。
練習に特化する場合、部屋に椅子、譜面台、音源再生用のスピーカー、楽譜本棚などを配置し、楽器もセッティングしたままでき、自分にとって快適な空間することが可能です。
我が家の防音室では、練習に必要なものが全てその空間内にあり、楽器がケースから出たままの状態になっているので、いつでも練習できる状態にしています。
仮に、楽器演奏をしない場合でも、防音性能を活かして、オーディオルーム、シアタールームとして本格的な設備を導入して、自分だけの落ち着く空間にカスタマイズすることも可能です。
資産価値がつく
自宅に防音室があることのメリットの4つ目は”自宅に資産価値がつく“ことです。
自宅に防音室が欲しい!という需要は結構あります。ピアノをしている人、お子さんが吹奏楽部に入った人、音大受験を考えている人、音大生、楽器演奏を趣味としている大人などなど。
そのため、仮に仕事の都合などで引越しを余儀なくされた時に、“防音室付きの家”として、元の家の価値に金額を上乗せして売りに出すことができますし、場合によっては施工価格以上を上乗せすることもあるようです。
自宅防音室のデメリット
次に、自宅に防音室を施工することのデメリットについて述べていきます。
初期費用がかかる
デメリット一つ目は、初期費用がかかることです。
防音室を作ることにたくさんのメリットがあるのはこれまで述べた通りです。
防音工事とは、かなり、難しい工事であり、部屋に少しの隙間があったり、未熟な施工をしてしまうと、そこから音が漏れ、防音性能が落ちてしまいます。
そのため、防音室を作るのはそれなりに技術力が必要です。時々、DIYで防音室を作っている人を見かけますが、かなり上手く作るか、防音性能が少し落ちることを考慮して、作る必要があります。
しっかりとした性能を出したい場合は、性能を担保している専門業者に依頼することをお勧めします。その場合、部屋サイズにもよりますが、数百万円の初期費用がかかってくることはしっかりと理解しておく必要があります。
防音性能は家の防音性能によって変わる
防音室は部屋の中に部屋を設置、施工するため、部屋自体が重くなります。
高性能な防音室を作る場合、防音室の壁を厚くしたりと部屋がどんどん重くなります。ですので、床がどれだけの重さに耐えられるかによって、施工限界、防音性能の上限があります。
なので、防音室を作った場合でも、防音室の外に多少の音が外に出てきます。
我が家では防音室でサックスを演奏した場合、防音室の外ではやや小さめのテレビの音ぐらいに聞こえ、家の外では何も聞こえません。
防音室内で発生した音は防音室の壁と、元からある自宅の壁の2段階で消音されて、家の外に出ていきます。この時、隣家にまで音が聞こえるかどうかは、家自体の防音性能によります。
例えば、戸建ての家の場合は、横の家のテレビの音が聞こえることはあまり無いでしょうが、マンションだと、構造によっては横の家のテレビの音が聞こえてくる家もあるかもしれません。
つまり、家自体の防音性能がイマイチの場合、防音室を作っても、近隣に音が漏れていく可能性があります。この辺りは施工業者の人とよく話しておく必要があるかと思います。
近隣との音トラブル防止が防音室を作る目的の一つかと思います。防音室を作る際には、最終的に家の外でどう聞こえるかを意識するべきですね。
室内にいると、インターホンが聞こえない
防音室は中の音が外に漏れない部屋ですが、外の音も中に聞こえてきません。
ですので、宅配便や誰かが来た時にインターホンが鳴っても気付気ないです。極端な例だと、他の部屋に泥棒が入った場合でも気付けない可能性がある点に注意が必要です。
インターホンに関しては、施工時に注文すれば、防音室内でも応答できるようにすることは可能だと思いますが、我が家ではそこにはお金はかけませんでした。
使わなくなると、デッドスペースになる
防音室は防音目的で使ってこそ、意味がある部屋です。
なので、もしも楽器演奏をしなくなったり、シアタールーム等で使わないようになった場合、単なる物置程度の利用価値しかないと思います。
防音室を作る際には、継続的に使い続けるかよく検討してからの方がいいですね。
まとめ
今回は 自宅に防音室を施工するメリットについて解説しました。
内容を以下にまとめます。
何かの参考になれば嬉しいです。
以上、なつけんでした。
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