こんにちは!なつけんです。
大人になってから、サックスを始めて8年が経ちました。今では普通に仕事もしつつ、毎日サックス練習し、音楽教室に通い、吹奏楽団に所属し、すっかり音楽ライフを満喫しています。
今回は、今私が使用しているサックス用ストラップの中から、BREATHTAKING Strapの紹介をします。
使用し始めて5年になりますが、正直、めちゃくちゃおすすめです。
サブで使用しているバードストラップについての記事も書きました。こちらもすごくお勧めなので、よろしければ読んでいただけると嬉しいです!
普通のサックスストラップ形状
楽器を購入した際についてくる、サックスストラップは大体下のような形状かと思います。
ストラップの最低限のお仕事は”楽器を支えること”ですので、その仕事はこなしていると言えます。
楽器を引っ掛けるジョイント部分はプラスチック製のセーフティフックになっていて、楽器を傷つけることもないですし、誤って楽器を落とすリスクも低いと言えます。
気になるのは奏者の体と接触する部分です。かなり細く、クッション性が弱いため、楽器の重さにより首が締まってきます。
長時間演奏すると、首が痛くなっってくるし、姿勢も
悪くなりますね。
BREATHTAKING Strapとは
BREATHTAKING Strapとは、上記の支えるだけのストラップから進化し、奏者に寄り添ったストラップと言えます。
詳しくは下記の公式ホームページは見ていただくのがいいですが、公式ホームページの内容に加えて、5年使った私なりの率直な感想として、良いところ、悩ましいところを述べていきます。
BREATHTAKING Strapの良いところ
では、まずは良いところから述べていきます
BREATHTAKINGという名前
いきなりですが、このBREATHTAKINGという製品名がすごくいいと個人的に思っています。
breathtakingという英語を直訳すると、息を呑むような、驚くようなという意味になりますが、この製品に関しては、breath(=息)をtakeする(=取る)という意味、すなわち“良い呼吸ができる”というコンセプトを製品名にしているのではと思います。
こういう、「名は体を表す」ような製品名って開発者の想いが込められてる感じで
好きです。
つまり、”良い呼吸”をして、しっかり楽器を鳴らすことができるストラップ、という製品なんですね。
首が締まらない
BREATHTAKING Strapのいいとろこ2つ目は、製品の一番わかりやすいメリットである、首が締まらないことです。
フロントのバーがあることにより、楽器の重さによってストラップが前に引っ張られても、首が締まらない構造になっています。
そのため、必要以上に前傾姿勢になりません。
さらに、バーがあることで、胸が開いているため、演奏に十分な息をしっかり吸うことができます。このあたりが製品名を体現していますね。
さらに、背面は、背中方向にもストラップが伸びています。
これにより、荷重が分散して、首で楽器を持つというよりも、肩と背中でも楽器を支えている感じになります。
これにより、バリトンサックスの重さでも、無理なく支えることができます。
私はとても気に入っているので、サックスの中でも軽い部類であるソプラノサックスであっても、BREATHTAKING Strapを使用しています。
フックが音の響きを殺さない
個人的に、1番のお気に入りの点は、この独自のフックです。
他のストラップだと、フックと楽器が擦れて、楽器に傷がつくのを予防してゴムチューブを付けていたり、フックを非金属にしていたりします。
最初はフックで音は変わらないと思っていたんですが、意外なことに、フックで音のクリアさが変わる、と感じました。
フックが楽器の振動を止める、止めないに影響するんですね。このストラップは楽器の振動を止めず、さらに楽器にも傷をつけないです。
個人差はあると思いますが、初めて使用した時に、
私は驚きました。
自分も楽器の一部であることを認識できる
BREATHTAKING Strapを使うと、楽器演奏において、いい姿勢で、しっかりと楽器に息を吹き込むことがとても重要だと分かります。
吹奏楽器において、自分自身と楽器は息を通して繋がっています。
その息の通り道が、ぐにゃぐにゃ曲がってて、いるのと、そうでないのとでは、どちらがいい音が出せるか、明白ですね。
姿勢が悪いと、息の通りが悪くなるし、指の動きも悪くなります。
BREATHTAKING Strapを使い始めて、一番良かったのは、こういった「自分も楽器の一部なんだ」と認識でき、ストラップに保たれている以上に、演奏中の姿勢には意味があると気をつけられるようになたことです。
こういったちょっとした姿勢の違いは、本番の緊張状態での
パフォーマンス力にも差が出ると思います。
BREATHTAKING Strapの悩ましいところ
BREATHTAKING Strapはめちゃくちゃ良いストラップですが、購入の際に悩んだ点を挙げておきます。ここを承知、納得した上で使用するべきかなと思います。
では、順に解説していきます。
やや高い
公式HPを見ていただけると分かりますが、ストラップに2万円以上の金額を出すのは少し高いと感じる方がいるかもしれません。
実際、私も悩みました。他のストラップは、1万〜1万5千円で購入できますからね。
でも、お店で試着、試奏してみて、「これはすごい!たしかに高いけど、値段相応かも・・・」と感激し、そのまま購入となりました。
悩んでる方は一度試奏してみることをお勧めします。
フックから楽器が落ちやすい
このフック、ノーマルフックと呼ばれていますが、このフックに音を良くする要素があって、お気に入りなんですが、問題点があります。
セーフティフックではないので、ふとした時に、楽器がフックから外れていて、落ちそうだな〜と買う前は思っていました。
落ちる可能性がある、と認識しているので、実際には落としたことはありませんが、落ちそうになることはたまにあります。
そんな人のために、セーフティフックを採用したBREATHTAKING Strapも販売されているので、心配な人は、そちらを試すのも一つです。
ただし、このセーフティフックの材質は普通の金属で、ノーマルフックとは材質が異なる点が要注意です。
私は安全性は劣るものの、ノーマルフックの方が音がいいと感じ、
ノーマルフックを選択しました。
収納しにくい
BREATHTAKING Strapは性能重視なため、少し、複雑な構造をしています。普通のストラップなら、多少折りたたんで、紐の部分をパッド部分にぐるぐる巻きつけて、楽器ケースや、カバンに放り込むのですが、なかなかそうはいかないです。
ストラップのパッド部分が、3つ又に別れているので、多少の折りにくさがあり、折りたたんでもある程度嵩張るので、収納性は悪く、時には紐が変に絡まっている時もあります。
これに関しては今でも少し悩んでいます。
今の所、名案なく、軽く折りたたんで、
楽器ケースに入れています。
まとめ
今回は、お勧めのサックスストラップBREATHTAKING Strapの紹介として、良いところと悩ましいところについて解説しました。
内容を以下にまとめます
結果的に、上記の良いところと、悩ましいところを比較して、メリットの方が大きいと感じたので、5年間愛用しています。
気になる方は、ぜひ、試着・試奏することをお勧めします。
参考になれば嬉しいです。
以上、なつけんでした。
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