こんにちは!なつけんです。
大人になってから、サックスを始めて8年が経ちました。今ではすっかり音楽ライフを満喫していて、サックスを始めてから、5年ほど経った頃に、吹奏楽団に所属しました。
吹奏楽団は興味あるけど、大人から始めたし、
入団してやっていけるか不安・・・・
以前、吹奏楽団入団の魅力や、メリットについての記事を書きましたが、実際に、吹奏楽団に入ると、大人になってから楽器を始めた人は少数で、多くは学生時代に吹奏楽部に所属していた人です。
そういった団体に入っていくのって、不安を感じる人も多いのではと思います。
そこで、今回は、大人から楽器演奏を始めた人が吹奏楽団に入る際に、困ることや苦労することについて、実際に私が経験したことを元に解説します。
確かに、新しい環境に飛び込むのは不安だけど、
予め、どんな障壁があるか知っていれば、対応できるよ。
吹奏楽団入団で演奏時に苦労すること
今回、私が吹奏楽団に入団して、練習や本番の演奏時に、難しいな、とか周りの経験者の人は当たり前にできているけど、言われないとわからないよ、と感じたことについて述べていきます。
練習曲数が多い
吹奏楽団は演奏会前になると、演奏会本番の曲を練習するようになります。6〜8曲程度を本番で演奏するので、当然その分の曲数を練習することになります。
大人から始めた人にとって、数曲を同時に練習することはあっても、5曲以上を1度に練習する機会はほぼないと思います。
一度に練習する曲が多くなるので、練習時間に制約がある大人にとって、ある程度譜読みが早くできることや、効率的に練習できることが求められます。
難しいフレーズの練習方法について別記事で解説したので、
よければ読んでみてくださいね
指揮振りで拍頭がわからない
吹奏楽団に入って、私が一番困ったことは、”指揮者の指揮振りを見ても拍の頭を感じ取れない”ことでした。
例えば、指揮者が指揮棒を振り上げて、上から下に振り下ろすとして、「振り始め=拍の頭」なのか、「振り終わり=拍の頭」なのかがよく分からないと思っていました。
指揮棒が空中を動く間の”どの位置が拍の始まり”で、”どの位置が拍の終わり”と捉えるかで、楽器を鳴らすタイミングが変わるじゃないか、と悩んでしまう結果に。
学生の頃から吹奏楽をしていた人に「指揮棒の振り始め=拍頭なの?」と聞いたところ、「??考えたこともない」という答えが返ってきました。
上記の疑問に対して、私なりにたどり着いた答えは、”拍頭は指揮棒の位置で決まるよりもむしろ、演奏者の呼吸によって決まる”です。
楽器演奏は演奏開始前に、必ず呼吸、予備動作が入ります。指揮者は、指揮によって、演奏の呼吸を作り出します。
なので、指揮のある合奏に慣れている人は、長年の経験により、指揮者の最初の数拍分の指揮振りで呼吸を上手く合わせることができるので、特に考えずに、タイミングを合わせることができるようになっています。
指揮を見つつ、周りの人の呼吸を感じ取り、
一致させるのが合奏では大事ですね。
発想記号がわからない
発想記号とは、演奏する際に、表現方法を指示したもので、簡単なものでは、強弱を示すppやffがありますね。私が難しいと感じたのは、速度表記などに関わる、アルファベットで示される発想記号です。
例えば、Cantabile(歌うように)、Mmarcato(はっきりと)、Dolce(柔らかく)といった類のものです。
こういった記号は主観的で何が正解か分からないので、正直難しいなと感じました。
ソロでJ-POPを演奏している時には、あまり出会うことのないこういった記号ですが、吹奏楽曲やクラシック曲を演奏する場合は、よく見かけますし、合奏時には、この発想記号に合わせた表現を他の人と調和させる必要があります。
結局のところ、正解は指揮者が求めているもの、になるので、その正解を自分なりに探していくことになります。
難しいですが、裏を返せば、発想記号に対するすり合わせ作業=合奏、吹奏楽の楽しさとも言えます。
初めて見る発想記号は検索すれば出てくるので、
調べておくのがおすすめです。
長休符の後の入りのタイミングが掴めない
吹奏楽の曲中では、10小節ぐらいのお休みは良くありますし、時には30小節以上のお休みが連続します。
そもそも、長い休符では、カウント間違いが発生しますし、休符の後の入りで自信を持って入るのは難しいです。
合奏において、入りがずれるのはダサいという認識なので、さらにプレッシャーとなります。
休符後にタイミングよく入るには、休符のカウント力を鍛える必要があります。休符の時にはカウントが早くなったり、遅くなったりしてしまいますが、練習あるのみ、です。
カウント力を鍛えると同時に、最終的には周りの音を聞いてタイミングよく入る練習をしましょう。
クラリネットとフルートがこのフレーズを吹いた後に入るんだな、といった具合に、音で入るタイミングを覚えると、こちらの方が案外簡単だったりします。
カラオケで、タイミングよく歌い出すのに似ているね。
音の長さや、吹き方については統一性を求められる
合奏をする上で当たり前のことですが、周りの演奏者の音を聞く力が必要になります。
ソロで演奏する時と異なり、合奏では、複数の楽器、複数のパートで同じフレーズや、同じリズム打ちをする時があります。その時、フレーズ感や、音価(音の長さ)を揃える必要があります。
わかりやすいところで言えば、スタッカートでリズム打ちを複数人で行っている時に、一人だけ、スタッカートした音の長さや、アクセント度合いが異なると、指揮者や周りに揃えるように求められます。
つまり、一生懸命演奏しつつも、他の人の演奏している音をしっかり聞き取る余裕も必要になります。
最初から、ピッタリ合うのはもちろん難しいので、
練習の中で、音価を揃えていければ大丈夫です。
まとめ
今回は吹奏楽団入団の壁ということで、私が吹奏楽団に入団し、吹奏楽を楽しむ上で、困ったことについて述べました。内容を以下にまとめます。
基本的には、やって慣れるしかないですし、楽譜はスラスラ演奏できて、周りを見る・聞く余裕があるのが理想ですが、なかなかそうもいかないかなと思います。
少しずつ、着実に慣れて、合奏力を上げて、楽しい楽器演奏ライフになればと思います。
少しでも参考になれば嬉しいです。以上、なつけんでした。
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