サックス キソ練のメリットとおすすめメニュー

サックス練習法

こんにちは!なつけんです。

大人になってから、サックスを始めて8年が経ち、今では音楽ライフを満喫しています。

サックス初めてしばらく経ったた人は上達について悩みはありませんか?

けん
けん

サックス初めて、いくつか曲が吹けるようになったけど、

あまり上手になった気はしない・・・

始めたばかりは、曲が吹けるようになるのが嬉しくて、どんどん上手くなったけど、なんだか最近伸び悩んでいる、といった悩みを抱える人は結構いると思います。

吹きたい曲を、譜面通りの音を出して、それなりに曲として完成することは比較的すぐにできるのがサックスです。

その一方で、感情たっぷりに歌ったり、難しいフレーズの楽譜に挑戦、となると中々難しいとお思います。

そこで、大人になってからサックスを始めた人に、絶対におすすめの基礎練メニューについて解説します。

この記事がおすすめの人
  • 大人になってからサックスを始めた人
  • 少し曲が吹けるようになったけど、上達が伸び悩んでる人
  • サックス演奏技術の土台を固めたい人

上達にはいろいろな方法がありますが、私は裏技・小技みたいなものよりも、少し回り道でも、オーソドックスな地道な努力を積み上げる方が、結果的に自分の身になると思います。

今回は、地味だけど、続ければ確実に演奏技術が上がる、そんな練習メニューについて解説します。

その1 ロングトーン

やっぱり、ロングトーンか・・・と思った人もいるかと思います。そうです、やはりロングトーンなんです。一番重要です。

ロングトーンの行い方は自由ですが、例えば下記のように行うのがおすすめです。

ロングトーン練習
  • すべての音を♩=60で、それぞれ16拍ずつ行う。
  • チューナーを用意して、音程を確認しながら行う
なつ
なつ

チューナーの針がピタッと止まるように吹くのがポイント!

では、次に、ただただ地味〜なロングトーン練習のメリットについて解説します。

ロンングトーンをするメリット
  • 息の入れ方を体に覚え込ませることができる
  • 音程、音量、音色が安定する
  • 肺活量トレーニングになる

一つずつ解説していきます。

息の入れ方を体に覚え込ませる

サックスは息を入れると音が鳴る、比較的簡単な楽器です。しかし、音によって、口の中の空間を小さくしたり、息のスピードを変えたりする必要があります。

ロングトーンを継続して行うことで、音ごとの、最適な息のスピード、息を入れる向きを身につけます

息のスピード、息の向きは、感覚的には、下記のようにします

  • 低音域の音=息をゆっくり、息の向きは下向きにいれる。
  • 高音域の音=息のスピードは早く、息の向きは上向きにする。
  • 低音から高音に向けて、徐々に息のスピード、向きを変えていく。
なつ
なつ

息のスピードを緩めても、息の圧は変えないように意識します。

音色、音程、音量が安定する

ロングトーンを付けていくことで、サックスを吹くための口周りの筋力(=アンブシュア)がついてきます。

筋力がついてくると、音色、音程が安定します。その結果、自分の音に芯が通るようになり、“自分の音”が出来上がってきます。

さらに、色んな音量でロングトーンすることで、音量も安定してきます。

なつ
なつ

音が安定してくると、演奏も安定してくるね。

肺活量トレーニングになる

最後のメリットは単純です。練習方法でも述べたように、♩=60で16拍間のロングトーンをすべての音に対して行います。

やるとわかりますが、それなりにキツく、特に低音では息が続かない場合もあると思います。

ですが、続けていれば、肺活量や、息をコントロールするための持続力もついてきます

なつ
なつ

とにかく継続が大事!!

指の音階練習

もう一つの重要な基礎練が、指の音階練習です。

こちらも、やっぱりか〜と思う人が多いと思いますが、結局はオーソドックスな練習が一番実力に繋がります

音階練習のメリットは下記です。

音階練習のメリット
  • 色んな調に慣れることができる
  • 指トレーニングになる
  • 色んなリズムで練習することで、リズムに強くなる

では、音階練習のやり方についても解説します。

例えば、下記のような譜面をテンポ♩=60でメトロノームに合わせて演奏します。

ミスなく演奏できるようになると、テンポを上げていきましょう。テンポをあげてつまづくようであれば、少しテンポを落として、の繰り返しです。

最終的には8分音符を16分音符に置き換えて、テンポ♩=120でできれば十分です。

上記の譜面のキーはC(ハ長調)と呼ばれますが、他の調も満遍なく練習しましょう。

けん
けん

他の調って、#や♭が付いた譜面のこと?

そうです。#1個から6個までと、♭1個から6個まで均等に行うことで、色んな調に慣れることができますし、#や♭が入っている楽譜に強くなれます

さらに慣れてくると、楽譜のリズムを少しアレンジして吹くのもリズム練になります。

例えば、元の譜面は単に1音1音タンギングするだけですが、スタッカートをつけて演奏したり、スラーをつけて演奏したり、スタッカートとスラーを織り交ぜて演奏すると効果的です。

なつ
なつ

音階練習は一つの譜面だけで、色んなバリエーションの練習ができるよ!

おすすめの基礎練本

音階練習は色んな調(キー)で行うのがいです。全部の調がわからない!という人のために、おすすめのトレーニングブックを紹介します。

須川さんの新版サクソフォーンのためのトレーニングブックです。この本には全部の調の音階練習や、リズム練が色んなパターンで載っており、とりあえずこの本をやっていれば指と息の基礎トレーニングは問題ありません。

全部やるのは大変なので、まずは各調の1番の音階練習を行なって、余裕が出てくれば他の番号を行なっていくのがおすすめです。

この本は毎日、もしくは間を空けずに定期的に行うことで確実に上手くなります。継続することが大事です。

まとめ

今回、サックスのおすすめの2つの基礎練メニューとそのメリットについて解説しました。
メリットについて内容をまとめます。

基礎練を行うメリット

ロングトーンのメリット

  • 息の入れ方を体に覚え込ませることができる
  • 音程、音量、音色が安定する
  • 肺活量トレーニングになる

音階練習のメリット

  • 色んな調に慣れることができる
  • 指トレーニングになる
  • 色んなリズムで練習することで、リズムに強くなる

基礎練を行うことで、音が安定し、指回りが良くなります。

基礎力がアップすることで、色んな曲に挑戦できるようになりますし、すると、もっと音楽を好きになりますね。

何かに参考になれば嬉しいです。

以上、なつけんでした。

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