こんにちは!なつけんです。
大人になってから、サックスを始めて8年が経ちました。楽譜も読めない状態からはじめましたが、今ではサックスアンサンブルを組んでイベントに出たり、吹奏楽団に入ったり、音楽ライフを満喫しています。
サックスを始めた、これから始めようと思ってるけど、練習場所はどうしよう?家でできる練習法はないのかな?と悩んでる方も多いのではと思います。
家で音を出さずに上手くなる練習方法があればなぁ
もちろん、ちゃんとした練習室で音を出す練習に勝る練習はありません。しかし、音を出させない環境下での練習をうまく活用することで、その後の音出し練習の効率を爆発的に高めることは可能です。
そこで、今回は、家の中など音の出せない環境でどう練習すれば効率的にうまくなれるのか、脱初心者を目指せるのかについて解説します。よかったら参考にして下さいね。
最初にこの記事のまとめです。
楽器演奏はそもそもマルチタスクで難しい!
サックスの演奏って、最初に音を出すのは簡単だけど、そこから先の「自分の思っているカッコいい演奏ができる」状態に辿り着くのはがなかなか難しいと思います。
この理由の一つとして、楽器演奏がマルチタスクであることが挙げられます。
サックスを例にとると、サックス奏者は演奏時に、以下の3つのマルチタスク状態になっています。
- 楽譜を読む
- テンポに合わせて運指を変える
- テンポに合わせて呼吸、息の量、スピード、タンギングなど口元のコントロール
大忙しなわけですね。曲の難易度が上がるにつれて、それぞれの精度を上げることを要求されます。
サックス初心者にとって、一つのことだけでも難しいのに、それ3つ同時にとなると難易度は3倍どころではないでしょう。
この解決策としては、一つ一つ別々に練習することです。時間が少しかかっても一番の近道かつ上達方法です。
そのための大前提、技術的土台としてここでは譜読み力を上げることをお勧めします。
譜読み力を上げる必要性
えっ?譜読み?パパッと読めないし、一番苦手なんだよな〜
大人になってから楽器を始めた人がぶつかる最大の難関によく上がるのは、ズバリ読譜力でしょう。ここで、譜読みとは、主にはドレミといった音階を指しますが、その他の演奏記号を認識することも指します。
苦手だからこそ、王道、正攻法の読譜力を身につけることで、演奏力がついてくると思いますし、結果アドリブ力にもつながると思います。
なつけんはここでは、ドレミを書かずに楽譜を読めるようになることをお勧めします。
えっ、楽譜にドレミ書いてるんだけどダメなの?
そうです。ドレミは書かないように努力していきましょう。別記事にて、ドレミを書かないことのメリットについては解説していますので、そちらも参考にしてください。
もちろん、ドレミを書いておく方が、パッと見て曲が吹けるし、練習もどんどん進んで楽しいですね。けれど、ドレミを書き続けてしまうと、ある一定以上に上達するのが難しくなります。
もっともっと楽器演奏が上手くなって、音楽生活を楽しむために、ドレミを書かずに読めるようになることをおすすめします。
これに関してはとにかく慣れるしかありません。慣れれば徐々に早くなってきます。
次に、楽譜にドレミを書く、書かないにかかわらず、本題の「家の中(音の出せない環境)での練習方法」について解説します。
音の出せない環境での練習方法
その1 音階で歌う
この練習が一番大切、そして練習方法はとってもオーソドックスです。楽譜とメトロノームを用意して、遅いテンポからメトロノームに合わせて歌うだけです。
最初から楽器を構えて、演奏する前に、脳と口だけで曲を演奏できるか(歌えるか)が大事で、それすらできないのに、さらに複雑なマルチタスクをこなしながら演奏はできないですよね。
練習方法は下記です。
う〜ん、地味だなぁ・・・
そうだね。けど、一度この練習を実践すれば、
ものすごい効果があると実感できるよ!
正直、ものすごーく地味だと思います。でもこの練習で吹きたい楽譜がそれなりのテンポで歌えるようになってから、楽器を持って練習すると、演奏に余裕ができているはずです。
今吹いている箇所よりも先の小節を目で追いながら、演奏する、といったことが可能になり、楽器演奏力がついていますよ!
その2 指だけを動かして空演奏
さて、楽譜を見て、テンポよく歌えるようになったら、“脳が音を認識した”状態です。
次に必要なのは指を曲のタイミングに合わせて動かすことです。これもトレーニングが必要です。
「その時に必要な動作や型を体に覚え込ませる」というのは、スポーツに似ていると思います。
この練習では楽器を使いますので、通常通り、楽器をセッティングして実際に構えて下さい。
マウスピースを咥えてもいいでしょう。メトロノームを使って、歌えるようになったあなたなら、次に何をするかわかりますね?
そうです!メトロノームをつけて、ゆっくりからテンポに合わせて指を動かします。具体的に手順を以下に示します。
時間が無い時は曲全部ではなく、
難しい部分(速いフレーズや、連符)を重点的に行うのもOK
音を出さずにここまでの練習できていれば、楽譜を見ながら、メトロノームに合わせて指が動くようになっている筈です。つまり演奏できる土台がかなり出来上がっている状態と言えます。
残りは、音を出せる練習で、息の入れ方に集中して練習することができるので、とっても効率的な練習ができます。
まとめ
ここまでで、楽器を今までしたことなかった大人の初心者が、音を出せない環境でのお勧め練習法について話しました。内容を以下にまとめます。
ものすごく正攻法な練習法について書きました。でも、正攻法が一番身について、効率良く演奏が上達します。ぜひ、一緒にもっと音楽生活を充実させましょう。
以上、なつけんでした。
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